手ぬぐいの使い方　～眠ったままの手ぬぐいはございませんか？～

皆さんの家の中に、眠ったままの手ぬぐいはございませんか？

最近、お若い方の中でも手ぬぐいをお使いになる方が徐々に増えてきています。

今では減ってしまいましたが、今から30年以上前には、三春でも新年の挨拶などにお店などで名入れの手ぬぐいを配ることも多かったそうです。

手ぬぐいは、綿100％で非常に肌触りが良く、赤ちゃんの肌着などに使われるほど人の体にやさしいものです。

手ぬぐいとは古来、神事に身に纏う装身具として使われておりましたが、江戸時代に木綿が普及したことで徐々に庶民にも広がり、様々な柄の物が作られるようになりました。

歌舞伎役者が自分の紋が入った柄の手ぬぐいを名刺代わりに配ったり、店の屋号が入った手ぬぐいをご挨拶に配ったり、洒落た手ぬぐいがどんどん作られ、手ぬぐいは、庶民には欠かせないものとなっていきました。

手拭いを普段使いすることに、あまり馴染みの無い方も多いと思います。

最近の手ぬぐいの柄には洒落たものも多く、日常生活のアクセントにちょっとずつ取り入れてはいかかでしょうか？

私は、手ぬぐいを半分に切っておしぼりとして使ったり、ハンカチとして一枚持ち歩いています。

出先で口のあいたバックの上にかぶせたり、食事の時にひざ掛けとして使用したり、一枚あるととっても便利です。

また、手ぬぐいは季節感のある柄なども非常に多くあります。日本の伝統行事を忘れがちな忙しい毎日にちょっと手ぬぐいを飾ってみてはいかがでしょうか？これなら、すぐに片づけることも出来るので、行事が終わってしまっても慌てなくて大丈夫です！！

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