着物についた汗は、丸洗いでは落ちません!!

汚れが無いように見えても、衿にはファンデーション、袖口には皮脂汚れ、裾にはホコリが付いています!!

お正月などで、お着物をお召しになったお客様。

着物はお手入れを怠ってしまうと、次回着用なさる時に黄ばみが出来ていたり、虫食いが出来てしまったりします。

是非、正しい着物の保管方法を覚えて、楽しい着物ライフをお過ごしください。

着物を脱いだら…

着用の際、帯を締めますのでどうしてもお着物に汗が付きます。まずは必ず陰干ししましょう。

(コンクリートの壁際は湿気がたまりやすいので障子越しの陰干しにして下さい。)

 

 

きものハンガー

 

 

陰干しの後はお着物の汚れを確認してください。

本当は大きな汚れがあればすぐに呉服店のきものクリーニングに出して頂くのが一番です。

 

 

草履

 

 

草履は外出に少しだけはいただけならそのままか、柔らかい布でホコリを払う程度でかまいませんが、雨にあたった場合は、乾いた布で水気をしっかりふき取っておきましょう。

箱などにしまう際には、草履の裏をしっかり乾かしてからしまうようにしてください。ご一緒に除湿剤なども入れておくと良いでしょう。

 

 

きものブラシ

 

 

お着物は、陰干し後きものハンガーにつるしたまま、やさしく着物ブラシなどでブラッシングし、ホコリなどをはらってください。

ブラッシングの時には、着物にブラシをこすりつけないよう手首のスナップをきかせるようにして、花粉やホコリを毛先ではね出すようにして着物の上から下へと軽くブラッシングしてください。

 

ウールの着物

 

 

大きな汚れなどが無ければそのままたとう紙に収納していただいて大丈夫です!

ただ、季節の変わり目などには、ぜひ着物専門のクリーニングに出してください。見えていないようでも、一度お召しになったお着物には汗汚れやホコリなどが付いています。

 

 

保管方法

きれいに畳んで箪笥の中に入れても最低、年に2回は虫干ししましょう

一回目:梅雨が明けた後

二回目:11月から2月の乾燥した後

 

虫干しは、2,3日晴れの続いている日に行ってください。

たとう紙から出し、ハンガーに干していきます。その際にしみや汚れを確認しながらハンカチなどでホコリを優しく叩き落してください。たとう紙も黄ばみなどが出ていたら交換サインですので、必ず交換してください。2,3時間干せば終了です。

 

きもののたとう紙

 

 

また、箪笥の通気をこまめにしましょう。

段ボールなどの紙の箱は湿気を帯びますので、出来れば桐の箪笥をご使用ください。

紋付の紋の場所や金銀箔などには薄紙(白い薄めの紙)をあてましょう。

 

この薄紙を入れることで刺繍糸や箔の色移りを防止し、箔のべたつき防止になります。

 

ちょっとした汚れ、汗をかいた着物。季節の変わり目などには、是非当店までお持ち込みください。

「きものアフターケア」の研修を受けたスタッフが責任をもって担当させて頂きますので、ご安心ください。

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